200年住宅 HABITA | MISAWA international
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HABITAGE

HABITAGE
 「HABITA」とは、(habitation)を短縮化した言葉です。
人を入れる器としての家(house)から、家族のいる原点としての家(home)を経て、
さらに、環境と文化と歴史を含めた家(habitation)をあらわしています。
「HABITAGE」は、「HABITA」に年数を重ね(age)、近未来への具体的なアジェンダ(agenda)を盛り込んだ家として生みだした造語です。住居として建てられた「HABITA」が、遺産(heritage)となるという意味を含めています。

400年周期と、2050年への住宅

日本の住宅の変遷には400年の周期があります。
竪穴式住居から高床式住居に変わったのは400年代。
衛生上の問題があったとされる。800年代に大陸文化が入ると、
寝殿造りが生まれ、1200年代戦争によって武家造り、平和な
1600年代には数奇屋造りです。
2000年を迎えて大きな課題は、地球環境です。
「2050年住宅ビジョン」(プレジデント社)では、環境問題と住宅
のあり方を提起してきました。
以来10年、「200年住宅」のコンセプトが生まれさまざまな技術
も進みました。
2050年へのビジョンは、いよいよアジェンダとして具体化する時期に達しました。


環境問題のポイントは「200年住宅」

住宅の環境問題における最大のポイントは、地球の貴重な資源である樹木の有効活用です。
樹齢60年の樹木から取れる木材を、30年で壊しては地球資源を守ることはできません。
製材までに60~70%が失われることを計算に入れると、住宅の構造材は200年使わなければ、
木材の資源同調は達成できないことになります。
一般家庭のエネルギー消費を考えれば、75%の消費にあたる給湯や省エネルギー家電・照明の普及が、高断熱高気密住宅を建設するより効率的であり、資源同調を達成することは、住宅建設の環境問題としては直接的な関わりであることが広く理解されることになるでしょう。
「200年住宅」を達成している木造住宅の古民家は、現在でも多く残っています。時代によって評価が変わりかねない性能ではなく、残っている古民家の中にこそ200年使い続けるノウハウがあります。
①国産材であること。
②大断面の木造であること。
③乾燥材であること。
④現しで作られていること。
⑤間面記法のつくりを守ること。


温水供給で日常電力を賄う

自宅でガスを使用し天候に左右されず発電・温水を作るエネファーム(燃料電池)・自然エネルギーの太陽光発電。この二つでダブル発電を行う事により安定的に効率よく発電・売電することができます。
家庭には冷蔵庫や温水トイレや、さらには待機電力を必要とする設備機器があります。
冷暖房や照明、もしくはテレビ・オーディオやパソコンなどの一時的に使う電気エネルギーとは別に扱うべき電力として整理しました。
消費電力としては大きなものではありませんが、こうした消費電力には、温水供給に使うガスの燃焼エネルギーを利用して発電した電力を使用します。
実際に住んで暮らして給湯を使うほど、日常的な電力を賄うことができます。
設備としては普及を始めているエネファームの活用領域は、2050年には日常電力の供給ルートとして整備され、広く普及をしていることになるでしょう。


太陽光発電と、キャパシタによる家庭用蓄電

将来のスマートグリッド化を考えると電気需要のバッファとして家庭用の電池の普及が必要不可欠です。
その中心となるのが電気二重層キャパシタです。
リチュウムイオンやニッカド電池による、科学的な蓄電ではなく、直接電子を蓄えるキャパシタは、コンデンサとして使われている実績を考えても畜放電回数による劣化はほとんどありません。
さらに電圧の変化が大きい太陽光発電のエネルギーを畜電するには、低電圧にも強いキャパシタの性質は最適の組み合わせです。
エネルギー密度についても、限られた車両スペースとは違い、住宅の中に設置するのであれば問題にはなりません。細分化された大量のキャパシタそれぞれの電圧や蓄電量を管理するコントロール技術の開発により、一般家庭への普及が促進されます。燃料電池・太陽光発電の蓄電だけではなく、安い電力を蓄え、値段の高い昼に売電・使用することもできます。
自分の家で生み出したエネルギーを、地域の中でコントロールして互いに利用できるスマートグリッドの世界に近づくのは、キャパシタによる家庭用蓄電が普及して後のこととなります。


光による冷暖房

そもそも熱容量が大きい空気の温度を変えて冷暖房を行うことは、効率が良いことではありません。ましてや、ファンを回して空気を異動させることは、余分なエネルギーを使うことでもあり、なおかつ衛生的ではありません。ウィルスは空気の動くところに繁殖し易い傾向があるからです。
冷暖房は暖かさや涼しさを感じる光によって環境が作られるようになります。たとえば気温は同じでも、光が当たれば暖かく感じることと同じです。また目に見えない遠赤外線の光が、暖かさ感じさせるのも同様です。さらには光の再放射を活用することで、光の冷暖房による室内環境が確保されより効率を高めることができます。いたずらな高断熱高気密住宅を作り、高性能のエアコンの設備を求めるよりも、省エネで快適な「光冷暖房®」が普及した時代になっているでしょう。



住宅と自家用車の融合

自動車が現代社会の中で文明の利器として、必要であることは時代が進んでも変わらないことです。
移動するための機械から進化して、走る性能以上に快適性も求められるようになってきました。
一方、日本の住宅の特徴のひとつに狭小な敷地があります。
限られた敷地の中に自動車を所有するためには、住宅にビルトインするのが最適です。
これからの住宅と自家用車の融合を考えれば、ただのガレージとして車を置くためのスペースにするのではなく、自動車の快適空間をひとつの部屋と捉えて機能を持たせる設計としています。
モデルでは、ゲストルームやオーディオルームとして活用することを提案しています。



住まいは文明半分、文化半分。クール・ジャパンのデザイン
文明の進化ばかりが、未来の姿ではありません。ましてや住まいは文明と同時に、文化も大切にしなければなりません。生活の基本である衣食住のうち、ファッションやグルメは日本の文化が世界に大きな影響を与えてきました。「かわいい」や「すし」はその代表です。
同様に2050年には住まい文化も、世界に受け止められます。その代表は「たたみ」です。日本を訪れた外国人が畳の部屋に滞在した記憶を刻み、靴を脱いで家で過ごす心地よさを自分の家で実践するようになります。それを誇りとして、日本の家にも畳が復活します。ただし使われるのは和室ではなく、時には客室に、時には寝室に、個室にと使い分けるための自由空間として畳の部屋が作られます。いつの時代にも自由に使い分けられる部屋があることは、「200年住宅」としての大切なコンセプトでもあります。
日本の住まい文化の最も大切な要素のひとつは「現し」のインテリアです。
木肌をそのまま剥き出しにして、木の匂いを楽しみ、撫でて肌合いを感じ、木目を眺め、時には節すらも景色として味わう、五感のインテリアは日本人の贅沢感を現しているものでもあります。古民家に入った時、思わず最初に小屋裏を見上げた時に感じるように、まさに構造体に流れる力を意匠としています。
主柱と大梁・小梁を合理的に配置することをしっかりと守らなければ、残して守りたくなる美しい姿にはなりません。このデザインも「200年住宅」の大切なコンセプトです。よりグローバルな時代に、クール・ジャパンを感じさせる新しいグローバルな日本人のデザインを追求しています。
HABITAGE基本情報












2階18坪(59.5㎡)

















1階 20坪(66.2㎡)




面積 合計38坪(125.7㎡)   1階 20坪(66.2㎡) 2階18坪(59.5㎡)
(但し、1階ガレージ部分18.2㎡、2階バルコニー部分8.3㎡を除く)

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